大伴馬来田(読み)おおともの まくだ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大伴馬来田」の解説

大伴馬来田 おおともの-まくだ

?-683 飛鳥(あすか)時代の武人
大伴咋(くい)の子。大伴吹負(ふけい)の兄。壬申(じんしん)の乱では大海人(おおあまの)皇子(のちの天武天皇)にしたがった。そのときの武勲先祖功績により,天武天皇12年6月3日死去に際して大紫の位をおくられた。名は望多とも。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大伴馬来田の言及

【大伴氏】より

…日本古代の中央有力豪族。姓は連(むらじ)で,684年(天武13)以後宿禰(すくね)となった。伴(とも)は朝廷の各種の職務を世襲的に奉仕する集団で,大伴とは,伴の大いなる者,あるいは多くの伴を支配する伴造(とものみやつこ)の意であろう。記紀の伝承では,天孫降臨のおり,遠祖天忍日命(あめのおしひのみこと)が武装して先導し,神武東征のおりにも,遠祖日臣命(道臣命)が大和への道を先導したという。おそらく4~5世紀の大和政権の発展期に,朝廷の諸機能にたずさわる伴の管理者として成長し,ことに軍事的統率者として頭角を現したものと思われる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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