日本歴史地名大系 「大住村」の解説
大住村
おおすみむら
西は
古代、大隅国から大隅直に率いられた隼人の一部が都に近いこの地に来住し当地を開発したと伝える。山背国隼人計帳(正倉院文書)のうちに「大住忌寸足人、年肆拾壱歳、正丁、天平六年七月死」「大住忌寸山守、年拾捌歳、少丁、天平七年六月死」とみえる。「続日本後紀」承和三年(八三六)六月一六日条には「山城国人右大衣阿多隼人逆足賜姓阿多忌寸」との記事がある。のち、当地には隼人司領大住庄が成立する。
大住村
おおずみむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報