大僧都(読み)ダイソウズ

デジタル大辞泉 「大僧都」の意味・読み・例文・類語

だい‐そうず〔‐ソウヅ〕【大僧都】

僧綱の一で、僧都最上位。文武天皇2年(698)道昭が初めて任じられた。

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共同通信ニュース用語解説 「大僧都」の解説

大僧都

僧尼や寺を管理・統括するために国家が任命した僧綱そうごうと呼ばれる役職一つ。7世紀に「僧正そうじょう」「僧都」が置かれ、その後「律師」が加わった。平安初期に「僧正」「大僧都」「少僧都」「律師」の四つにほぼ定まったが、10世紀末には、この上に「大僧正」が設けられた。

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精選版 日本国語大辞典 「大僧都」の意味・読み・例文・類語

だい‐そうず‥ソウヅ【大僧都】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。僧綱の一つ。僧都の上位。文武天皇二年(六九八)には、道昭が任じられている。
    1. [初出の実例]「善往法師為大僧都」(出典続日本紀‐大宝二年(702)正月癸巳)

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