大別–蘇魯造山帯(読み)ダービエスールーぞうざんたい

最新 地学事典 「大別–蘇魯造山帯」の解説

ダービエスールーぞうざんたい
大別–蘇魯造山帯

Dabie-Sulu orogenic belt

― 三畳紀(240〜220Ma)に起こった華北地塊と揚子華南)地塊の衝突による造山帯。コーサイトやその石英仮像が広く産することから,広域的に2.5GPa以上の超高圧変成作用を被っており,大別-蘇魯超高圧変成帯とも呼ばれる。現在は,左横ずれのタンルー断層によって,蘇魯地域と大別-秦嶺チンリン地域に分かれているが,その総延長は2,500kmに達し,世界で最も広い超高圧変成帯。主な構成岩石は,エクロジャイト,正片麻岩,準片麻岩,大理石や超苦鉄質岩。エクロジャイトから,主にざくろ石の包有物としてマイクロ・ダイヤモンドが報告されている。また,超苦鉄質岩は4〜6GPaに達する深部に由来する可能性が高い。エクロジャイトは片麻岩を母岩として大小のブロック状に産し,超高圧変成作用の痕跡を良く記録しているが,地表へ露出する過程(exhumation)で,さまざまな程度にグラニュライトや角閃岩に再結晶している。超高圧変成作用の痕跡は,片麻岩類や大理石において,ほとんどの場合,ざくろ石やジルコンなどの包有物としてのみ認められる。

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参照項目:コーサイト

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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