百科事典マイペディア 「大和・武蔵」の意味・わかりやすい解説 大和・武蔵【やまと・むさし】 旧日本海軍建造の世界最大の同型戦艦。ともに全長263m,幅38.9m,基準排水量6万4000トン,主機タービン15万馬力,速力27ノット,航続距離7200カイリ。主砲は大口径46cm3連装砲塔3(9門,射程4万m),ほかに15.5cm砲,高角砲など多数。大和は呉(くれ)海軍工廠(こうしょう)で1941年末完成,第2次大戦で連合艦隊旗艦,1945年4月沖縄へ出撃途上,九州南方で米艦載機多数の攻撃を受け沈没。2番艦武蔵は三菱長崎造船所で1942年完成,1944年10月レイテ湾海戦でシブヤン海にて沈没。なお同型3番艦信濃は建造中設計を改め航空母艦として1944年完成,潮岬(しおのみさき)沖で潜水艦の魚雷攻撃を受け沈没した。→大艦巨砲主義→関連項目海軍|海軍砲|軍艦|バルジ(船舶) 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報