海軍砲(読み)かいぐんほう

精選版 日本国語大辞典 「海軍砲」の意味・読み・例文・類語

かいぐん‐ほう‥ハウ【海軍砲】

  1. 〘 名詞 〙 軍艦に装備する大砲総称主砲副砲軽砲に区別する。
    1. [初出の実例]「午後五時迄我海軍砲を以て旅順港内の敵艦を砲撃したるに」(出典:風俗画報‐三〇二号(1904)旅順攻囲軍の活動)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「海軍砲」の意味・わかりやすい解説

海軍砲【かいぐんほう】

艦船に装備して,敵艦海岸要塞(ようさい)など防御性の強いものを破壊するのを目的とする火砲初速の大きいカノン砲を使用し,口径は艦の大小により8〜40cm,日本の戦艦大和・武蔵は46cm砲を装備した。一般に高度に集中した射撃指揮装置,自動式給弾・発射機をもち,強固な甲板で防護されている砲塔構造をとっている。
→関連項目大砲

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android