日本歴史地名大系 「大和田宿」の解説 大和田宿おおわだしゆく 千葉県:八千代市大和田村大和田宿[現在地名]八千代市大和田・萱田町佐倉道(成田道)の宿駅で、西方三里九町の船橋宿と東方二里の臼井(うすい)宿(現佐倉市)に継立てる。大和田村と萱田(かやだ)町が宿役を担い、両村の街道沿いには町場が形成されていた。当宿は千葉氏の一族が徳川家康の命で町立てしたと伝え、萱田町は佐倉藩主土井利勝の時代に整備されたというが、いずれも未詳。文禄四年(一五九五)と推定される六月四日の伊奈忠次等連署手形(谷本家文書)に「うすい」と「ふなはし」の間に「大わた」と記載されており、森山(もりやま)(現小見川町)より江戸浅草まで柑子を駄送するにあたり人足を出すよう命じられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by