大坪二市(読み)おおつぼ にいち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大坪二市」の解説

大坪二市 おおつぼ-にいち

1827-1907 幕末-明治時代の農事改良家。
文政10年9月9日生まれ。生家飛騨(ひだ)(岐阜県)国府村地主。維新後水田区画整理,稲の乾燥法の改良,トウモロコシ品種改良などをおこない,「考える農業」を説いた。明治14年全国農談会で体験を発表した。明治40年7月20日死去。81歳。本姓岡村。著作に「農具揃」「明治見聞誌」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大坪二市の言及

【農具揃】より

…〈のうぐぞろえ〉とも呼ぶ。飛驒国(岐阜県)高山に隣接する蓑輪村で,大坪二市(1827‐1907)が1865年(慶応1)に書きあげた農書だが,公表されたのは明治初期である。1月から12月まで各月別に,年中行事,各種の農村習俗を記載しているが,書名どおり中心は月ごとに使用される農具の説明で,約350種がとりあげられ,大蔵永常著《農具便利論》などとともに貴重な史料である。…

※「大坪二市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む