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大坪二市 おおつぼ にいち

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

大坪二市 おおつぼ-にいち

1827-1907 幕末-明治時代の農事改良家。
文政10年9月9日生まれ。生家は飛騨(ひだ)(岐阜県)国府村の地主。維新後水田区画整理,稲の乾燥法の改良,トウモロコシ品種改良などをおこない,「考える農業」を説いた。明治14年全国農談会で体験を発表した。明治40年7月20日死去。81歳。本姓は岡村。著作に「農具揃」「明治見聞誌」。

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朝日日本歴史人物事典の解説

大坪二市

没年:明治40.7.20(1907)
生年:文政10.9.9(1827.10.29)
幕末明治期,飛騨国(岐阜県)の農事改良,普及に努めた篤農家,文人。飛騨で一,二を争う豪農吉城郡国府村岡田理春の次男。大坪家へ婿養子に入り仁助と改名,のち二市。耕地の区画整理をはじめ,「はさ」方式による稲の乾燥,茶・菜種・桐などの普及や桑・とうもろこしの改良,馬鈴薯の2回作りなどをすすめた。明治14(1881)年の第1回全国農談会に棚橋五郎(美濃安八郡)と共に参加。「考える農業」を説き続け,他方で霊芝庵菊仙と号し川柳,狂歌をよくした彼は,典型的な飛騨豪農である。著述に『農具揃』や『明治見聞誌』『履歴七部集』などがある。<参考文献>『国府村史』,丸山幸太郎「『農具揃』現代語訳・解題」(『日本農書全集』24巻)

(松田之利)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典内の大坪二市の言及

【農具揃】より

…〈のうぐぞろえ〉とも呼ぶ。飛驒国(岐阜県)高山に隣接する蓑輪村で,大坪二市(1827‐1907)が1865年(慶応1)に書きあげた農書だが,公表されたのは明治初期である。1月から12月まで各月別に,年中行事,各種の農村習俗を記載しているが,書名どおり中心は月ごとに使用される農具の説明で,約350種がとりあげられ,大蔵永常著《農具便利論》などとともに貴重な史料である。…

※「大坪二市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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