日本歴史地名大系 「大塩屋御園」の解説
大塩屋御園
おおじおやのみその
嘉慶三年(一三八九)二月一六日付権禰宜度会神主某所領売券案には「高向郷内塩屋御薗検断竈別公事物在之 直銭佰貫文請納畢 右所領者、以去康永二年親父行廉神主自慈一法眼并森兵庫助入道等手半分充両度買得、仍於惣領職者、一円不輸相続管領于今無相違」とあり、塩屋御園の惣領主職は慈一法眼と森兵庫助入道により折半されていたが、康永二年(一三四三)に度会行廉が買得し、その後行廉の子度会権禰宜某が譲り受けたが、この嘉慶三年、馬瀬左衛門尉知親に売渡した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報