デジタル大辞泉 「職権」の意味・読み・例文・類語 しょっ‐けん〔シヨク‐〕【職権】 職務を行ううえで与えられている権限。公の機関や公務員などがその地位や資格に基づいて一定の行為をなしうる権限およびその範囲。[類語]権限・権利・資格・権能・権益・特権・特典 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「職権」の意味・読み・例文・類語 しょっ‐けんショク‥【職権】 〘 名詞 〙 国や地方公共団体、あるいは公務員や法人などが、その地位や資格に基づいて一定の処分などを行なうことのできる権限。[初出の実例]「能く学務を弁理すべき職権を有する官吏を置て、以て学事を処弁せしむ」(出典:日本教育策(1874‐75頃)〈森有礼編〉合衆国教育概略) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「職権」の意味・わかりやすい解説 職権しょっけん 国や地方公共団体等の機関がその職務を遂行するために、法令によって与えられている権限。その機関の設置を法的に根拠づける組織法と権限を授権する作用法によって判断され、その機関の行為が法的に有効と認められる範囲(事項的管轄、地域的管轄等)を意味する。法令上、その機関が他者(当事者、相手方、利害関係人等)の申請や申立てを待たずに、自らの判断である特定の行為を行う場合に用いられることが多い。なお、公務員がその職権を濫用した場合、刑法上、職権濫用罪に問われる。[福家俊朗][参照項目] | 職権濫用罪 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例