大夫殿(読み)たゆうどの

精選版 日本国語大辞典 「大夫殿」の意味・読み・例文・類語

たゆう‐どの タイフ‥【大夫殿】

〘名〙 (「どの」は接尾語)
御師(おし)通称。また、御師のいとなむ宿のこともいう。
浮世草子日本永代蔵(1688)四「供二三人召つれ。太夫殿(タユフトノ)案内者に任せ山田を出し時」
三河万歳大夫。転じて、主役
狂歌徳和歌後万載集(1785)一二「まんざいはわれらが家の太夫殿はらづつみうつとく和歌の集」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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