大宮野(読み)おおみやの

日本歴史地名大系 「大宮野」の解説

大宮野
おおみやの

[現在地名]城端町大宮野

いけ川の左岸にある理休りきゆう村領。南は五箇山ごかやまへの道、北は城端町の東新田ひがししんでん町に接する。地名の由来はこの地に石動せきどう山の大宮大権現を勧請したためといわれる。宝暦五年(一七五五)の大宮野大権現縁起(江田家文書)に「往古能登石動山に鎮座、中頃越中礪波郡能美へ遷座」とあり、いつの頃からか荒れ果てたが、享保年中(一七一六―三六)の荒蕪地開墾により社柱の礎石が発掘され、宝暦四年正谷まさだに川で採れた燿光のある石を本尊として再建、翌五年に遷座したとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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