大山上池・下池(読み)おおやまかみいけしもいけ

百科事典マイペディア 「大山上池・下池」の意味・わかりやすい解説

大山上池・下池【おおやまかみいけしもいけ】

山形県鶴岡市西部,高館山東麓に位置する2つの農業用ため池。北に下池,南に上池が位置し,わずかに下池が大きい。背後の自然豊かな山林水源となり,多様な動植物生息する環境が維持されている。野鳥の越冬地・中継地にもなっており,下池東岸の自然交流館〈ほとりあ〉では観察が可能なほか関連する展示が行われ,環境教育施設としても活用されている。一方上池はハス名所として知られ,7〜8月にはハスの花によって水面が彩られる。2008年10月,ラムサール条約登録湿地となる。羽越本線・羽前大山駅の北西約1.5km。
→関連項目ラムサール条約

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デジタル大辞泉プラス 「大山上池・下池」の解説

大山上池・下池

山形県鶴岡市、県立庄内海浜自然公園内にある湿地帯。オオワシ、オオタカなど、年間を通じ200種近い野鳥の生息が確認されており、冬にはマガモコハクチョウなどが飛来する国の特別鳥獣保護区で、農水省「ため池百選」に選定された。ラムサール条約湿地にも登録されている。上池ではハスの栽培も行われている。

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事典 日本の地域遺産 「大山上池・下池」の解説

大山上池・下池

(山形県鶴岡市)
ラムサール条約湿地指定の地域遺産。
ため池、マガモ、コハクチョウ等の渡来地。国指定大山上池・下池鳥獣保護区大山上池・下池特別保護地区。灌漑用ため池として維持管理されている湖沼の水面部分

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