大悟(読み)ダイゴ

精選版 日本国語大辞典 「大悟」の意味・読み・例文・類語

たい‐ご【大悟】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「だいご」とも )
  2. はっきりと理解すること。
    1. [初出の実例]「一貫を大悟するは早年の事なり」(出典:応永本論語抄(1420)学而第一)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐王常伝〕
  3. 仏語。迷妄を脱却してさとりの境界を得ること。欲望を捨ててさとりの境界にも滞らないこと。さとりをひらくこと。
    1. [初出の実例]「このゆゑに大悟現成し、不悟至道し」(出典:正法眼蔵(1231‐53)大悟)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「大悟」の読み・字形・画数・意味

【大悟】たいご

大いに悟る。〔後漢書、王常伝〕劉伯升、常を見てくに合從の利を以てす。常、大悟して曰く、王弑、天下を殘す。今劉氏は~ち眞なりと。~に常と深く相ひ結びて去る。

字通「大」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android