大汗(読み)タイカン

デジタル大辞泉 「大汗」の意味・読み・例文・類語

たい‐かん【大汗】

モンゴル民族皇帝に対する称号。1206年のチンギス=ハン即位に始まる。

おお‐あせ〔おほ‐〕【大汗】

大変な汗。多量の汗。「弁解大汗をかく」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大汗」の意味・読み・例文・類語

おお‐あせおほ‥【大汗】

  1. 〘 名詞 〙 汗をひどくかくこと。多量に出る汗。汗だく。
    1. [初出の実例]「幕屋(まくや)にて裸に成て、大あせだらけなれば、匂(にほ)ひ少なく」(出典申楽談儀(1430)一八)

たい‐かん【大汗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「汗」は君主の意 ) 五世紀以来、遊牧民族の皇帝に対する称号。各種の汗を統轄し君臨する大王の意。一二〇六年、ジンギスカンがこの位についたのがはじまり。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android