日本歴史地名大系 「大町八幡社」の解説
大町八幡社
おおまちはちまんしや
その後の変遷は不明であるが天正年中(一五七三―九二)竜造寺隆信が拝殿を再建し、正徳三年(一七一三)には佐賀藩主初代の鍋島勝茂が拝殿を新築、享保六年(一七二一)、宝暦七年(一七五七)、文政四年(一八二一)に佐賀藩主が神殿および拝殿の改築修理を行っている。明治六年(一八七三)海津見神ほか六神が追加合祀された。
寛保二年(一七四二)と宝暦一四年の再興の棟札があり、寛保二年のものは「奉再興鎮西肥之前州杵島郡北郷大町庄八幡大菩薩拝殿一宇」とあり、大檀那は藤原(鍋島)宗教と同宗茂である。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報