大盤振舞(読み)オオバンブルマイ

デジタル大辞泉 「大盤振舞」の意味・読み・例文・類語

おおばん‐ぶるまい〔おほバンぶるまひ〕【大盤振(る)舞(い)】

[名](スル)おうばんぶるまい(椀飯振る舞い)」に同じ。「仲間を連れて大盤振る舞いする」

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精選版 日本国語大辞典 「大盤振舞」の意味・読み・例文・類語

おおばん‐ぶるまいおほバンぶるまひ【大盤振舞】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おうばんぶるまい(椀飯振舞)」から転じて「大盤」などの字をあてるようになったもの )
  2. おうばん(椀飯)
    1. [初出の実例]「おほばんぶるまひのとき、そばきりをうち申すが」(出典:咄本・軽口福徳利(1753)三)
  3. おうばんぶるまい(椀飯振舞)
    1. [初出の実例]「オイオイお麦さん、玉子と豆の大番振舞(オホバンブルマヒ)が始まったから」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)三中)

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四字熟語を知る辞典 「大盤振舞」の解説

大盤振舞

気前よく盛大に、人に物を与えたり、ごちそうをふるまったりすること。

[活用] ―する。

[使用例] 蔵出しの三年米を〈略〉大盤振舞してくれるのだ[有吉佐和子*助左衛門四代記|1963]

[使用例] 南部の旦さまのことでござりますけに、それはにぎやかなことでござりましてなア、また、いつもの、大盤振舞が始まったのやと思うてましたのでござります[宇野千代*風の音|1969]

[解説] 「大盤」は当て字。元来は「おうばん」で、わんに盛った飯をふるまってごちそうする意から大饗宴の意に転じたもの。「大番」「大飯」「大判」などとも当てました。

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