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椀飯振(る)舞(い) オウバンブルマイ

デジタル大辞泉の解説

おうばん‐ぶるまい〔ワウバンぶるまひ〕【×椀飯振(る)舞(い)】

2が原義。「大盤(おおばん)振る舞い」と当てて書くこともある》盛んなもてなし。また、金品などを気前よく人に施すこと。「祝いの客に椀飯振る舞いをする」
椀飯の儀礼の影響を受けた江戸時代の正月の行事。一家の主人が親類縁者を招いて盛んな宴会を催したこと。また、その宴会。節(せち)振る舞い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

椀飯振舞
おうばんぶるまい

親類縁者などを集めて供応すること。大盤振舞などとあてることが多いが、用字上椀飯振舞が正しい。現存の民俗慣行としては、正月に行う例が多い。椀()飯は元公家(くげ)社会での饗宴(きょうえん)のことであり、中世武家社会では大名たちが輪番で将軍に祝膳(しゅくぜん)を奉ることをさしたが、近世農村社会において一族親戚(しんせき)が年頭に際して本家の当主のもとに集まり供応を受けるのをさすようになった。飛騨(ひだ)の白川郷では、毎年正月3日に各戸から名主の宅へ祝いの初穂と称する鏡餅(かがみもち)を持って年頭の挨拶(あいさつ)に出、名主はこれを受けて一同に餅、酒以下の馳走(ちそう)をふんだんにふるまう。一同和気あいあいとして楽しく会食し、これを名主のオウバン振舞とよんだという。[萩原龍夫]

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