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大間のマグロ おおまのまぐろ

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知恵蔵2015の解説

大間のマグロ

津軽海峡に面した青森県大間町で水揚げされるクロマグロ。高級ブランドとして知られ、2012年の東京・築地市場の初競りでは、1本5649万円(269キログラム、1キロ当たり21万円)の史上最高値で落札された。前年の初競りでは、津軽海峡を挟んだ向かい側の北海道・戸井産が前年を1621万円上回る1本3249万円(342キログラム、1キロ当たり9万5000円)で最高値を更新したが、その記録を更に2400万円上回った。「大間まぐろ」は、大間漁業協同組合が07年に地域団体商標に登録している。
下北半島最北端の大間崎沖1~3キロメートルの近海で漁獲される。豊富な餌を食べたマグロが身の引き締まる時期に回遊してくる好漁場で、世界的に供給量が減る冬に脂の乗った200~300キログラムの大物が釣れる。釣った後の品質・鮮度管理も高評価を支えている。
大間の代表的な漁法は、マグロの群れを追いながら機動力を生かして釣る1本釣り。古くから市場で高く評価され、マグロ漁は活況を呈してきたが、1970年代半ばから約20年間は不漁が続いた。1993年以降、再び魚影が戻り、100キログラム以上の大物も揚がるようになったという。近年は、新興国の消費拡大やアジアや欧米でのすしブームなどにより、世界的にマグロや他の魚介類の需要が拡大していることから、漁獲量が急増し、水産資源の枯渇が懸念されている。クロマグロについても大西洋などで乱獲を防ぐための漁獲規制が進んでおり、こうした要因が価格上昇につながっている。

(原田英美  ライター / 2012年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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