大阪仏壇(読み)おおさかぶつだん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「大阪仏壇」の解説

大阪仏壇[仏壇・仏具]
おおさかぶつだん

近畿地方、大阪府の地域ブランド。
大阪に由来する製法により大阪で生産された仏壇。大阪が仏壇・仏具産地となったのは、四天王寺建立の際、聖徳太子が百済から大阪に技術者を呼び寄せたことに始まるという。その後、仏教が広まるとともに、大阪独特の技術・技法も広まっていった。各宗派用に違った型の仏壇が製作される。高蒔絵や彩色、錺金具など宗派によっての相違点がある。ほぞ組み仕上げで扉・障子を付けた型になっている。1982(昭和57)年11月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。2007(平成19)年7月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5062776号。地域団体商標の権利者は、大阪宗教用具商工協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android