天倫(読み)テンリン

デジタル大辞泉 「天倫」の意味・読み・例文・類語

てん‐りん【天倫】

万物調和を保っている自然の条理。天の道理
自然に定まっている人と人との関係・秩序。親子兄弟関係など。

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精選版 日本国語大辞典 「天倫」の意味・読み・例文・類語

てん‐りん【天倫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 万物に調和を保たせている自然の条理。天の道。
  3. 自然に備わった人間関係。兄弟、同胞親子関係など。人倫
    1. [初出の実例]「藤原宮御禹天皇、以慶雲四年六月十五日登遐、三光惨然、四海遏密、長屋殿下地極天倫、情深福報」(出典:大般若波羅蜜多経巻二十三跋‐和銅五年(712)一一月一五日)
    2. 「父子、兄弟、親属は天倫なり」(出典:政党評判記(1890)〈利光鶴松〉一)
    3. [その他の文献]〔春秋穀梁伝‐隠公元年〕

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普及版 字通 「天倫」の読み・字形・画数・意味

【天倫】てんりん

人倫。

字通「天」の項目を見る

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