天守米(読み)テンシュマイ

精選版 日本国語大辞典 「天守米」の意味・読み・例文・類語

てんしゅ‐まい【天守米】

  1. 〘 名詞 〙 城の天守に貯えておく米。厳選された上質の城米。転じて、上等な米。江戸時代大坂蔵米では、明石・龍野・姫路の産米播州(ばんしゅう)天守米として極上と格づけされた。
    1. [初出の実例]「朝夕も余所は皆赤米なれども、此方は播劦(ばんしう)の天守米(テンシュマイ)味噌も入次第聟殿が酒屋にてとる」(出典浮世草子好色一代女(1686)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む