奇骨(読み)キコツ

精選版 日本国語大辞典 「奇骨」の意味・読み・例文・類語

き‐こつ【奇骨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 変わった骨相。また、風変わりな性格。普通の人と違った独自なしっかりした心。
    1. [初出の実例]「但真途遼夐、奇骨秘而独伝」(出典:本朝文粋(1060頃)三・神仙〈都良香〉)
    2. 「君のところの老は〈略〉あれでなかなか奇骨がある」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部)
    3. [その他の文献]〔論衡‐講瑞〕
  3. 山地などのごつごつした地形
    1. [初出の実例]「其他の峰巘(ほうけん)、みな奇骨を露し」(出典米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)

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普及版 字通 「奇骨」の読み・字形・画数・意味

【奇骨】きこつ

すぐれた骨相。〔晋書、桓温伝〕桓~生まれて未だならざるに、太原、之れを見て曰く、此の兒奇骨り、試みにかしむべしと。其の聲を聞くにんで曰く、眞に物なりと。

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