骨相(読み)こっそう

精選版 日本国語大辞典 「骨相」の意味・読み・例文・類語

こっ‐そう ‥サウ【骨相】

〘名〙 人間のからだのほねぐみ。こつがら。骨格。また、骨格の上にあらわれた相。馬など人間以外の動物についてもいう。
本朝文粋(1060頃)三・論運命〈藤原博文〉「定謂於骨相、則倚伏何得以依違」 〔北史‐趙綽伝〕

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デジタル大辞泉 「骨相」の意味・読み・例文・類語

こっ‐そう〔‐サウ〕【骨相】

からだの骨組み。骨格。「ほお骨の突き出た骨相
骨格の外形に現れた相。頭部や顔の骨組みに現れた、その人の性質運勢

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普及版 字通 「骨相」の読み・字形・画数・意味

【骨相】こつそう(さう)

骨格の相。宋・陸游幽居、五首、五〕詩 放山陰に家す 其の、一世を蓋(おほ)ふ 骨相は虎頭(顧之の小字)に異なり 祠祿は眞に肋(けいろく)(肋肉微禄

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世界大百科事典(旧版)内の骨相の言及

【占い】より

…そうした傾向は近世に入ってさらに促進され,多くの予言者,占星術師,神秘家が登場するが,なかでも16世紀にシャルル9世の侍医をつとめたノストラダムスは有名である。 近世以降にも,ラーファター,F.J.ガルなどが登場し,人相学,骨相学はさらなる発展を示すわけであるが,それは同時に占いから宗教的側面が失われ,世俗化・遊戯化していくプロセスとも言えよう。だが,ホロスコープやタロットによる占い,筆跡判断などが現在でも周期的に流行を繰り返していることからみても,占いには人間の精神の働きと結びつく何かが隠されているのではないかと思われる。…

※「骨相」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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