奔波(読み)ホンパ

デジタル大辞泉 「奔波」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぱ【奔波】

激しく寄せる波。また、勢いよく流れる水。
大勢が争うこと。
「詞の足らぬ故に、景物にて飾りたてんと―するほどに」〈連理秘抄

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精選版 日本国語大辞典 「奔波」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぱ【奔波】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 速く流れる水。はげしく打ち寄せる波。
    1. [初出の実例]「奔波沈馬腹水没人腰」(出典田氏家集(892頃)下・苦雨)
    2. [その他の文献]〔水経注‐漸江水〕
  3. ( ━する ) きそい争うこと。また、あれこれと苦労すること。ある方向に急いでおもむくこと。奔走
    1. [初出の実例]「適逢明府安為氏〈略〉、奔波昼夜郷里」(出典:菅家文草(900頃)三・路遇白頭翁)
    2. 「詞の足らぬ故に、景物にて飾りたてんと奔波する程に」(出典:連理秘抄(1349))
    3. [その他の文献]〔韓愈‐論仏骨表〕

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普及版 字通 「奔波」の読み・字形・画数・意味

【奔波】ほんば

急流。

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