奥印金(読み)オクインキン

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「奥印金」の意味・読み・例文・類語

おくいん‐きん【奥印金】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、札差しが行なった高利貸し一種。札差しが札旦那(旗本など)から借金を申し込まれた時、現金がないのを口実に他の金主から金を借り、自分は保証人となって周旋料(奥印料)をとって借用証文に奥印して貸す金。また、この場合現金があってもこげつきなどを恐れ、架空の人物を金主に仕立て、自分の金でないようによそおって、札旦那から不当な利子、周旋料などの暴利をむさぼった。
    1. [初出の実例]「手廻候札差奥印金借請候儀決而不相成候事」(出典札差事略(1817)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む