精選版 日本国語大辞典 「奥手・晩稲」の意味・読み・例文・類語
おく‐て【奥手・晩稲】
〘名〙
※万葉(8C後)八・一五四八「咲く花もをそろは厭(いと)はし奥手(おくて)なる長き心になほしかずけり」
② 時期が遅れること。手遅れ。
※浮世草子・新色五巻書(1698)三「逢はぬ恋などは、おくて、逢い過ぎて此身になったも其殿ゆゑ」
③ 転じて、人の成長がおそいこと。おく。
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