奥村電機争議(読み)おくむらでんきそうぎ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「奥村電機争議」の意味・わかりやすい解説

奥村電機争議
おくむらでんきそうぎ

1923年(大正12)7月~8月、京都府紀伊郡の奥村電機商会に発生した労働争議。従業員総数約1000人の奥村電機では、事業不振と経営難から、同年7月、160人の解雇と一律減給を計画した。これに対して労働者は、日本労働総同盟京都連合会電機工組合に結集し、解雇手当規程の制定など、三つの要求を掲げて同盟罷業に入った。しかし会社側の態度は厳しく、また、労働者の示威運動には警察が騒擾(そうじょう)罪を適用して弾圧を加え、結局、争議は警察の「調停」により、労働者側要求の一部実現をもって妥結した。こうして争議は労働者の勝利には至らなかったが、以後労働組合に対する労働者の期待が強まり、総同盟京都連合会は勢力を拡大して体制を整えた。

[三宅明正]

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