奴頭(読み)ヤッコアタマ

デジタル大辞泉 「奴頭」の意味・読み・例文・類語

やっこ‐あたま【奴頭】

江戸時代2などが結った髪形月代さかやきを広く深くそり込み、両方びんと後ろの頂に残した髪とでまげを短く結んだもの。
江戸時代、幼児髪置きのとき、左右の耳の上と頭の後ろにだけ毛髪を残して他をそったもの。また、その頭髪

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精選版 日本国語大辞典 「奴頭」の意味・読み・例文・類語

やっこ‐あたま【奴頭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、多く武家の奴、商家丁稚(でっち)などが結った髪型。月代(さかやき)を広く深く剃り込み、両鬢(びん)と後の項(うなじ)に残した毛とで髷(まげ)を短く結ぶもの。やっこ。→糸鬢(いとびん)
    1. [初出の実例]「こはいかに坊主頭の小市郎盆に買ふたる踊の鬘、やっこあたまを振りながら母さま怖いと泣きゐたり」(出典:浄瑠璃・心中重井筒(1707)上)
  3. 江戸時代、幼児の髪置(かみおき)の時、左右の耳の上と頭の後部にだけ毛髪を残して他を剃ったもの。また、その髪型。やっこ。
    1. 奴頭<b>②</b>〈守貞漫稿〉
      奴頭守貞漫稿

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