如何せん(読み)イカンセン

デジタル大辞泉 「如何せん」の意味・読み・例文・類語

いかん‐せ‐ん【如=何せん】

[連語]
1 どうしたらよかろうか。どうしようか。
「夜の已に深更なるを―」〈織田訳・花柳春話〉
2 いい方法が見いだせないことを表す。残念にも。「家を建てたいが、如何せん地価が高くて手が出ない」
[類語]唯唯諾諾・諾諾・義務的・受動的・しぶしぶ・不承不承・いやいや・気が進まない・言い成り・あなた任せ・人任せ・他人任せ・一任・成り行き任せ・天道任せ・運任せ・風任せ・行き当たりばったり・心ならず・仕方ない・仕方がない・仕様がない・せん方ない・余儀ない・よんどころない・否応なし・已やむ無い・やむを得ず・やむを得ない・やむにやまれぬ・背に腹はかえられない・詮無い・やる方ない・どうにも・どうしようもない・如何いかんともし難い・悲観的・運を天に任せる・ケセラセラ・出たとこ勝負・お手上げ・手に負えない・始末に負えない・手も足も出ない・始末が悪い・ぎゃふん・諦め・諦める・是非ない・是非もない・由よしない・わりない・しょうことない・しょうことなし・尻が重い・尻重しりおも・忍従・服従・屈従・屈服・帰順・帰服・耐える・耐え忍ぶ・忍ぶ・こらえる・辛抱・我慢・忍耐・頑張る・歯を食いしばる・涙を呑のむ・抑える

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精選版 日本国語大辞典 「如何せん」の意味・読み・例文・類語

いかが【如何】=せん[=すべき]

  1. ( 「いかが」にサ変動詞の「す」と推量の助動詞「ん」(「べし」)の付いたもの )
  2. ① ( 「いかが」が疑問の場合。方法に迷って思案にくれる意を表わす ) どうしよう。どのようにしようか。
    1. [初出の実例]「おはしまさずとも、菖蒲ふかではゆゆしからんを、いかがせんずる」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
  3. ② ( 「いかが」が反語の場合 ) どうしよう、しかたがない。やむをえない。かまわない。
    1. [初出の実例]「思ふともかれなむ人をいかがせむあかず散りぬる花とこそ見め〈素性〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋五・七九九)

いかん【如何】 せん

  1. ( 「いかにせむ」の変化したもの ) なすべき手段、方法に絶望を感じ、残念な気持で迷う意を表わす。どうしよう。どうしたらいいだろう。残念にも。現代口語では、文中に連用修飾語として用いる。いかん。
    1. [初出の実例]「夜の已に深更なるを如何んせん」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一)
    2. 「如何せん誘はれてもそんな心が出ないから仕方がない」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五)

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