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史通 しつう Shi-tong; Shih-t`ung

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

史通
しつう
Shi-tong; Shih-t`ung

中国の史論,史評の古典。唐の史官劉知幾 (字は子玄) 撰。景竜4 (710) 年完成。全 20巻,内外編計 49編から成る。生涯を通じ官撰史書の編纂に従事した著者は,当代の修史機構や監督官のあり方に鋭い批判を加え,真の歴史書を模索した。

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デジタル大辞泉の解説

しつう【史通】

中国、代の史論書。20巻。劉知幾(りゅうちき)著。710年成立。内編・外編に分かれ、内編では史書の体裁を、外編では史書の起源、古人の史書の得失を論じている。

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百科事典マイペディアの解説

史通【しつう】

中国の歴史論書。20巻。唐の劉知幾の著。710年ごろ成立。古来の史書の体裁,編集・著述の方法,史官の沿革,史書の内容などを論じ,批評を加えたもので,中国における最初の総合的な批判的史論として高く評価される。

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世界大百科事典 第2版の解説

しつう【史通 Shǐ tōng】

中国,唐代の歴史家,劉知幾(りゆうちき)(661‐721)の著作。中国における最初の総合的な批判的史論として高く評価される。全体は内篇10巻36編(うち3編散佚),外篇10巻13編からなり,内篇では,古代から唐代までの史書に対し体裁,内容にわたってあらゆる角度から批判を加え,あるべき史書の姿を追求している。外篇にはおもに史官,史書の歴史および雑評があり,内篇の自説を補う形をとっているが,逸書の多い隋・唐以前の史学史を知るうえでも,貴重な資料を提供している。

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大辞林 第三版の解説

しつう【史通】

中国最初の史論書。二〇巻。唐の劉知幾りゆうちきの撰。710年成立。内外二篇から成り、古来からの史書の体裁、史官の沿革、史書の内容などについて論評する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

史通
しつう

中国、唐代の歴史書。著者は劉知幾(りゅうちき)。景竜4年(710)の自序がある。20巻、内篇(ないへん)36篇、外篇13篇。駢驪(べんれい)体でつづられ、歯切れのよい四六文(しろくぶん)、論理は明快である。中国古来の史書の構成、叙述を縦横に評論し、周公、孔子(こうし)、司馬遷(しばせん)、班固(はんこ)らも容赦なく批判し、侮聖の書として非難された。古今正史篇には初めて中国史学史を展開し、疑古篇には堯(ぎょう)・舜(しゅん)・禹(う)の禅譲は簒奪(さんだつ)であったと断じている。そのためあまり読まれず伝承を絶っていたが、明(みん)の嘉靖(かせい)(1522~66)、万暦(ばんれき)(1573~1619)の間に宋板(そうはん)本が発見され、翻刻されて陸深本、張之象本、張鼎思(ちょうていし)本などができ、注釈には郭孔延(かくこうえん)の評釈、王惟倹(おういけん)の訓故、黄叔琳(こうしゅくりん)の訓故補、浦起竜の通釈などがあり、清(しん)代には紀の『史通削繁』が通行した。[増井経夫]
『増井経夫訳『史通』(1981・研文出版)』

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