家庭医学館 の解説
にんしんちゅうにとくにちゅういするしょくひん【妊娠中にとくに注意する食品】
塩分のとりすぎは、浮腫(ふしゅ)(むくみ)の原因になります。妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の予防のためにも、塩分の摂取を控えることが必要です。
かまぼこ、ちくわ、はんぺんなどの魚肉練り製品、干物類(ひものるい)、漬物(つけもの)、佃煮(つくだに)、塩辛(しおから)などの水産加工製品、ハム、ソーセージ、ベーコンなどの食肉加工品、梅干し、みそ漬け類、缶詰など。また、インスタント食品は、手軽で便利ですが、塩分が多く含まれているものが多いので、とりすぎないように注意しましょう。
糖分の多い食品
太りすぎると、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)や糖尿病をおこしやすくなりますので、糖分のとりすぎに注意しましょう。
ごはん、うどん、パンなどの主食類、砂糖、缶詰のくだもの、ケーキ、和菓子などの菓子類、清涼飲料水など。
食品添加物を使った食品
ふだんはほとんど影響のないものでも、妊娠中はさまざまな害がおこりやすいので、人工着色料や人工甘味料、防腐剤などが多く含まれている食品は、避けるようにしましょう。
飲み物、その他
冷たい飲み物や食べ物は下痢(げり)の原因になります。また、カルシウムの吸収を低下させるリンを多く含んでいるコーラや清涼飲料水も要注意です。