妲己のお百(読み)だっきのおひゃく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「妲己のお百」の意味・わかりやすい解説

妲己のお百
だっきのおひゃく

江戸時代小説講談歌舞伎などに登場した毒婦妲己は毒婦の代名詞。お百は京都祇園の遊女で,鴻池の妾となってのち幾人もの男を経,やがて秋田藩の奸臣中川采女の妾となって主家佐竹家を倒そうとはかり,露顕すると江戸へ逃亡した。河竹黙阿弥はこれを歌舞伎『善悪両面児手柏 (このてかしわ) 』 (1867) に脚色した。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「妲己のお百」の解説

妲己のお百
(通称)
だっきのおひゃく

歌舞伎・浄瑠璃外題
元の外題
善悪両面児手柏 など
初演
慶応3.3(江戸・市村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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