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姥皮 ウバカワ

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デジタル大辞泉の解説

うば‐かわ〔‐かは〕【×姥皮】

昔話で、身に着けると老女の姿になるという想像上の衣。脱ぐと、もとの美男か美女の姿に戻り、幸福になるとされる。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

姥皮
うばかわ

昔話。継子(ままこ)話の一つ。姥皮は、老婆の姿に身をやつすことができる着物の名。継母に憎まれた娘が、家を追い出される。乳母(うば)が、姿を変えるようにと、姥皮を与える。娘は老婆の姿で、ある町の旦那(だんな)の家の炊事女になる。姥皮を脱いでいるところを若旦那に見そめられ、結婚して幸せに暮らす。昔話では独立して語られることは少なく、大半は蛇(へび)婿入りの後段をなしているが、古く室町期には、単独で、物語草子の『うばかは』や『花世の姫』にもなっており、わずかながら、継子話に付随する昔話の例もある。江戸後期に筆録された「箱根の本地」は、継子話に姥皮が結び付いた例で、そこでは姥皮を鬼の宝物の一つに数えている。類話は外国にも多く、継子話のシンデレラと関連しながら、ヨーロッパを中心に広く分布している。[小島瓔

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の姥皮の言及

【蛇婿入り】より

…このほかにも〈河童婿入り〉〈鬼婿入り〉などがこの〈水乞型〉の昔話群に属する。これら〈水乞型〉昔話は,独立した形で語られるほかに,後半部として異類婿のもとから逃れた娘が長者の息子の嫁になるという〈姥皮(うばかわ)〉型の昔話や,娘の父やその援助者が娘を救出しに行く〈鬼の子小綱(こづな)〉型の昔話をともなっているものもある。〈姥皮〉型の昔話では,娘を援助する者が山姥(やまうば)であることが多く,娘に醜い姿に変身するための皮を与えており,山姥の福神的側面を語るものとして注目される。…

【継子いじめ譚】より

…継子の幸運な結末の話と悲惨な死の話の2系列がある。(1)継娘が山姥(やまうば)のくれた衣装で芝居に行き,殿様に見初められる,シンデレラそっくりの紅皿欠皿(べにざらかけざら)型,(2)殿様の前で歌をよみ比べて実子に勝つ皿皿山(さらさらやま)型,(3)継母にいじめられて盲目になった娘が,捜してきた父親の涙で開眼するお銀小銀型,(4)継母に手を切られるが,背中の児が川へ落ちそうになり助けようとした無意識の行為で,手が再生する手なし娘型,(5)追い出されて宿を借りた山姥に老婆の皮をかぶせられ,大家の下働きになるが美女とわかって,そこの嫁になる姥皮型,(6)底なし袋を持って栗拾いに出され,いっぱいにならず野宿するが,地蔵様に助けられて富を得る地蔵浄土の変形型,などは幸運な結末にいたる話の系列であり,(7)継母に殺されて鳥になる話,(8)墓に生えた竹で造った笛が継母の殺人を歌う話,(9)殺された娘の骨が歌を歌う話,(10)継母に釜ゆでにされるが父が復讐してくれる話,などは悲惨な結末の系列である。このうち(1)のシンデレラ型は,ヨーロッパや中国に広く分布する。…

※「姥皮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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