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飯南 いいなん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

飯南
いいなん

三重県中部,松阪市中部の旧町域。櫛田川中流域にある。 1956年粥見町,柿野町が合体して飯南町が発足。 2005年松阪市,嬉野町,三雲町,飯高町と合体して松阪市となった。農林業がおもで,古くから製材業が行なわれ,特産としてヒノキの床柱が有名。素材は九州,四国からも移入される。ほかに飯南茶,シイタケ松阪牛ニシキゴイなどが主産物。近年は松阪市街地方面へ通勤する兼業者が多い。大部分が香肌峡県立自然公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

飯南
いいなん

三重県中西部、飯南郡にあった旧町名(飯南町(ちょう))。現在は松阪市中部の一地区。旧飯南町は、1956年(昭和31)柿野(かきの)町と粥見(かゆみ)町が合併して成立。町名は郡名による。2005年(平成17)嬉野(うれしの)、三雲(みくも)、飯高(いいたか)の3町とともに松阪市に合併した。国道166号、368号が通じる。中央構造線に沿う櫛田(くしだ)川の中流に位置し、段丘上に集落が並ぶが、耕地率わずか7%の山村である。林業と製材が主産業で、杉皮を特産するほか、シイタケ、茶、肉牛(松阪牛)、ニシキゴイを産する。とくに、低農薬有機栽培による深蒸し煎茶(せんちゃ)は全国品評会でも入賞している。櫛田川の渓流はアユ、アマゴの釣り場でも知られる。本郷の羯鼓(かんこ)踊は県の無形民俗文化財。[伊藤達雄]
『『飯南町史』(1984・飯南町)』

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