家庭医学館 「子どもの失神」の解説
こどものしっしん【子どもの失神】
めまい、吐(は)き気(け)、脱力(手足から力が抜ける)とともに手足が冷たくなり、顔色が青くなって、意識が消失して倒れます(いわゆる脳貧血(のうひんけつ))。
ときに、けいれんや尿失禁(にょうしっきん)(おもらし)がみられることもあります。
不整脈(ふせいみゃく)をおこすような心臓病(アダムス・ストークス症候群(しょうこうぐん)など)でも、同様なことがおこります。
てんかんの発作でも意識を失って倒れることがあるので、失神をてんかんとまちがえたり、心臓病に気づかなかったりすることがあります。
最初に失神がおこったときは、小児科医の診察を受け、原因をはっきりさせておくことがたいせつです。