子供の貧困率(読み)コドモノヒンコンリツ

デジタル大辞泉 「子供の貧困率」の意味・読み・例文・類語

こどものひんこん‐りつ【子供の貧困率】

貧困の状況にある子供割合。日本では、厚生労働省が3年ごとに実施す国民生活基礎統計の大規模調査の結果をもとに、OECD定義に基づいて、「18歳未満の子供の総数に占める等価可処分所得貧困線に満たない子供の割合」として算出される。
[補説]この貧困率は、世帯所得から所得税・住民税・社会保険料・固定資産税を控除した可処分所得を世帯人員の平方根で割って算出した一人当たりの所得(等価可処分所得)を低い順に並べたとき、真ん中の人の所得の半分(貧困線)に満たない人の割合として計算される。

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共同通信ニュース用語解説 「子供の貧困率」の解説

子供の貧困率

平均的な所得の半分を下回る世帯で暮らす子供の割合。厚生労働省が昨年7月にまとめた調査によると、2012年時点で、6人に1人に当たる16・3%となり、過去最悪となった。政府は昨年8月に親から子への貧困の連鎖を断ち、生活学習を支援するため「子供の貧困対策大綱」をまとめたが、数値目標を掲げておらず「具体策に乏しい」との指摘もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「子供の貧困率」の意味・わかりやすい解説

子供の貧困率
こどものひんこんりつ

貧困率

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