子宮後屈(読み)シキュウコウクツ(その他表記)retroflexion of the uterus

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精選版 日本国語大辞典 「子宮後屈」の意味・読み・例文・類語

しきゅう‐こうくつ【子宮後屈】

  1. 〘 名詞 〙 子宮の位置異常の一つで、後方へそり返ったもの。不妊症になりやすく、妊娠をしても流・早産を起こしやすいとされた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「子宮後屈」の意味・わかりやすい解説

子宮後屈
しきゅうこうくつ
retroflexion of the uterus

子宮位置異常の一種であるが,現在では合併症のないかぎり病気と考えられていない。子宮体部全体が腟の縦軸に対して後方に傾斜しているだけのものと,子宮体と子宮頸とが鋭角をつくって後方に曲っているものとがある。両者が合併していることが多い。移動性のものは自覚症状のない場合が多く,治療の必要はない。癒着性のものは,月経困難症,腰痛などの症状を示すこともある。しかし,これらは多くの場合,子宮内膜症や付属器炎による2次的なものであり,原因になる疾患の治療が必要である。

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