六訂版 家庭医学大全科 「子宮腟部びらん」の解説
子宮腟部びらん
しきゅうちつぶびらん
Ectocervical erosion
(女性の病気と妊娠・出産)
どんな病気か
子宮
原因は何か
思春期以前(初経前)には、子宮腟部は
閉経期以降、子宮頸管上皮は再び頸管内に退縮し、子宮腟部は重層扁平上皮におおわれます。
症状の現れ方
分泌物の多いびらん面が大きいと、それだけで
治療の方法
子宮腟部びらんがあること自体は異常ではありません。無症状であれば治療の対象にはなりません。ただし、帯下が非常に多い時やびらん面からの出血を伴う時は、冷凍療法、レーザー療法、電気凝固法などでびらん部分を
いずれも治るまでには1~2カ月を要し、完全治癒のためには治療を繰り返し行う場合があります。
矢野 哲
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報