こほう‐かくみょう‥カクミャウ【孤峰覚明】
- 鎌倉末期・南北朝初期の臨済宗の僧。勅諡は三光国師。会津の人。天台、禅を学び、心地覚心の法を嗣ぐ。元に渡って中峰明本に師事。帰国後、瑩山(けいざん)に菩薩戒(ぼさつかい)を受け、出雲雲樹寺や和泉大雄寺を開く。後醍醐天皇、後村上天皇らに戒を授けた。著に「徹心録」。文永八~康安元年(一二七一‐一三六一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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孤峰覚明 こほう-かくみょう
1271-1361 鎌倉-南北朝時代の僧。
文永8年生まれ。臨済(りんざい)宗。無本覚心の法をつぐ。応長元年元(げん)(中国)にわたり,帰国後,瑩山紹瑾(けいざん-じょうきん)に曹洞(そうとう)禅をまなぶ。のち出雲(いずも)(島根県)雲樹寺をひらく。後醍醐(ごだいご)天皇,後村上天皇の帰依(きえ)をうけた。康安元=正平(しょうへい)16年5月24日死去。91歳。陸奥(むつ)会津(あいづ)(福島県)出身。俗姓は平(たいら)。諡号(しごう)は国済国師,三光国師。語録に「徹心録」。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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