…学生のアルバイトという用語は,その近代的イメージから第2次大戦後の経済生活が
迫(ひつぱく)していた混乱期に流行しはじめ一般化したものである(それ以前には〈内職〉とよばれていた)。すなわち,敗戦直後の経済的貧困のため退学・休学者が増加するという状況下,アルバイトの必要性を訴える声が強くなったのに対応して,大学当局も積極的にあっせんに乗り出し,また政府も,動員学徒援護会(1945設立)を改組して,1945年7月財団法人勤労学徒援護会(1947年財団法人学徒援護会に改称,現在に至る)を設置するに至った。その後,高度成長期以降の労働力不足,サービス経済化の進展,余暇時間の増大とレジャー・ブーム,大学の大衆化などによって学生アルバイトは増大し,いまやアメリカ同様ほとんどの学生がアルバイトを経験しており,第2次大戦前の働きながら学ぶ一部の苦学生のもの(その職種は書生,給仕,新聞配達,家庭教師などであった)というイメージではとらえることができない。…
※「学徒援護会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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