学社連携(読み)がくしゃれんけい

知恵蔵 「学社連携」の解説

学社連携

学社連携学校教育社会教育(家庭教育を含む)とが相互補完的に協力し合う関係、また学社融合学校教育と社会教育が部分的に重なり合う関係を表している。「開かれた学校」という教育政策一環として、学社連携については早くからいわれていたが、学社融合は学校教育と社会教育との関係を一層強化しようという観点から、文部科学省推進。いわゆる地域社会学校の理念に重なるものだが、学社融合の実践はまだほとんどみられない。2002年度からの完全学校週5日制の導入に伴い、また、01年7月、学校教育法で「体験活動を行う場合には、小・中・高等学校は社会教育関係団体などとの連携に十分配慮する」という規定が追加され、このような方向の本格的な取り組みが活発化しつつある。

(新井郁男 上越教育大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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