精選版 日本国語大辞典 「宇治嘉太夫節」の意味・読み・例文・類語 うじかだゆう‐ぶしうぢカダイフ‥【宇治嘉太夫節】 〘 名詞 〙 古浄瑠璃の一派。延宝(一六七三‐八一)の頃、宇治加賀掾嘉太夫が始めた浄瑠璃節。謡曲、狂言小歌、平曲などをとり入れ、優美な節配りと柔らかな語り出しで京都で人気があった。嘉太夫節。加賀節。[初出の実例]「浄るりは宇治(ヂ)嘉太夫節、おどりは大和屋の甚兵衛に立ならび」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例