加賀節(読み)カガブシ

世界大百科事典 第2版の解説

かがぶし【加賀節】

(1)室町時代小歌詞章不明。武士のあいだに流行。(2)寛文年間(1661‐73)に流行した小歌。詞章は《松の葉》《若緑》の書物に見られる。〈勤めものうき一筋ならば とくも消えなん露の身の 日かげ忍ぶの夜々ひとに 逢ふを勤めの命かな〉などというように遊女との逢瀬や別れの心情を主題としたもので,当時の歌舞伎俳優たちが歌ったもの。(3)宇治加賀掾曲節宇治嘉太夫は1677年(延宝5)に受領して加賀掾となったので,嘉太夫節を加賀節といっていたことがある。

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大辞林 第三版の解説

かがぶし【加賀節】

室町時代の小歌。加賀国の民謡から起こったといわれる。
寛文(1661~1673)から元禄(1688~1704)の頃流行したはやり唄。
嘉太夫節かだゆうぶし」に同じ。

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