狂言謡の一種。拍子不合(あわず)の自由リズムで,ヨワ吟の中音で始まり中音で終わるが,ユリと称する独特のバイブレーションおよびポルタメント的旋律を多用した,装飾的で優美繊巧な印象を与える謡。大蔵流では《柴垣》《十七八》《住吉》の3番,和泉流では《鎌倉女郎》《柴垣》《住吉》《春雨》《細布(ほそぬの)》《薬師》の6番が独立した謡い物ないし小舞謡としての小歌だが,ほかに特定の狂言で固有の小歌が謡われる演目に,《花子(はなご)》《金岡》《御茶の水》《石神》《清水座頭》《枕物狂》《節分》《鳴子》などがある。なお,もともと歌ではない文句を即興的に小歌のフシでうたう場合を小歌節と称し,《釣狐》で狐が浮かれるところや《昆布売(こぶうり)》の売り声などに用いられている。
執筆者:羽田 昶
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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