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宇都宮釣天井事件 うつのみやつりてんじょうじけん

世界大百科事典 第2版の解説

うつのみやつりてんじょうじけん【宇都宮釣天井事件】

宇都宮城主本多正純が,1622年(元和8)4月,日光参詣の帰路に同城に止宿する予定の2代将軍徳川秀忠を,釣天井などをしかけた御殿で殺そうとしたといわれる事件。秀忠が急に宇都宮をたって夜通しの強行軍江戸城に帰った事実と,この年の10月の秀忠による正純改易や越前北ノ庄(福井)城主松平忠直(翌年隠居,流罪)の謀反のうわさとが結びついて,できあがった巷説と考えられる。【高木 昭作】
[宇都宮騒動物]
 宇都宮釣天井事件を題材としてこれに虚構をとりまぜ,3代将軍徳川家光に当てはめて作られた俗説をもとに潤色した実録本・講談歌舞伎狂言などの総称。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

世界大百科事典内の宇都宮釣天井事件の言及

【本多正純】より

…翌年同国大沢に移され,翌24年(寛永1)秋田の佐竹家に預けられ同国横手に幽囚,37年横手で没。家康の信任をかさに専横のふるまいが多く,また秀忠との政策上の対立が改易の原因であり,〈宇都宮釣天井事件〉は信じ難い。しかしこの改易の前後に,松平忠直の動静と関連して,諸大名の一部による秀忠への謀反のうわさが江戸に流布したのは事実である。…

※「宇都宮釣天井事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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