デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安藤文沢」の解説 安藤文沢 あんどう-ぶんたく 1807-1872 江戸時代後期の医師。文化4年5月25日(一説に2年5月10日)生まれ。武蔵(むさし)阿諏訪(あすわ)村(埼玉県)の名主の子。蘭方医小室元兆にまなぶ。天保(てんぽう)元年志摩(三重県)鳥羽藩の江戸藩邸詰侍医となる。弘化(こうか)2年藩主の意向で強制種痘をおこなった。弟子に佐藤尚中(しょうちゅう)がいる。俳諧(はいかい)を川村碩布(せきふ)にまなび,称々と号した。明治5年6月29日死去。66歳。名は忠恕。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例