安達太良神社(読み)あだたらじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「安達太良神社」の意味・読み・例文・類語

あだたら‐じんじゃ【安達太良神社】

  1. 福島県安達郡本宮町にある神社。旧県社。祭神高皇産霊神(たかみむすびのかみ)神皇産霊神(かみむすびのかみ)ほか四柱。かつては安達太良山にあったが久安二年(一一四六)現社地に遷座。安達太良明神。三社明神。

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日本歴史地名大系 「安達太良神社」の解説

安達太良神社
あだたらじんじや

[現在地名]本宮町 舘ノ越

本宮市街地北西部の菅森すがもり山にある。一帯は杉や欅の林叢に覆われ、西方遠くに安達太良連峰を望み、近く南西方には大名倉おおなぐら山がそびえる。祭神は高皇産霊神・神皇産霊神・飯豊和気神・飯津売神・陽日温泉神・禰宜大刀自神。旧県社。社伝によると創建は久安二年(一一四六)で、安達太良峰に鎮座の甑明神・矢筈森明神・剣山明神・船明神と大名倉山に鎮座の宇奈己呂和気産霊二神(俗に宇奈明神)とを合祀し、安達太良明神と称し、安達郡の総鎮守として奉祭したという。「日本紀略」寛平九年(八九七)九月七日条によると陸奥国の「飯豊別神」「安達嶺禰宜大刀自神」「安達嶺飯津売神」に正五位上、「下小陽日温泉神」に正五位下が授けられており、「延喜式」神名帳に安積あさか郡三座のうち「宇奈己呂和気ウナコロワケノ神社」「飯豊イヒトヨ和気神社」があげられていて、当社との関係が推定されているが確かではない。

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デジタル大辞泉プラス 「安達太良神社」の解説

安達太良(あだたら)神社

福島県本宮市にある神社。1146年、安達太良山と大名倉山の神々を合祀し、安達太良明神と称して安達郡の総鎮守としたことが起源とされる。

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