デジタル大辞泉
「官僧」の意味・読み・例文・類語
かん‐そう〔クワン‐〕【官僧】
1 国家から度牒を得て、公に出家を認められた僧。私度僧に対していう。
2 僧正・僧都などの官位を授けられた僧。
3 勅許を得て、袍・裳・素絹などの官服または錦襴の袈裟を着用する僧。律僧に対していう。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かん‐そうクヮン‥【官僧】
- 〘 名詞 〙
- ① 僧正、僧都、律師などの僧官位を授けられた僧侶。また、朝廷に仕える僧侶。
- [初出の実例]「官僧に召され、龍顔に近づき奉り」(出典:太平記(14C後)一二)
- ② 私度僧に対して、官から度牒(どちょう)を得た僧侶をいう。
- [初出の実例]「然則官僧已明、私度自止」(出典:続日本紀‐宝亀一〇年(779)八月庚申)
- ③ 袍、裳、素絹などの官服、または金襴などの袈裟を着用する僧。律衣を着用する律僧に対していう。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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