定山渓・定山渓温泉(読み)じようざんけい・じようざんけいおんせん

日本歴史地名大系 「定山渓・定山渓温泉」の解説

定山渓・定山渓温泉
じようざんけい・じようざんけいおんせん

定山渓温泉は南区の南部、豊平川の上流沿岸にある温泉で、一帯渓谷は定山渓とよばれる。温泉は札幌の奥座敷として利用され、現在は道内でも有数な温泉郷となっている。温泉の起源は古く、松浦武四郎は一八五七年(安政四年)に「温泉一ケ所有」と伝え聞き、翌五八年に実際に訪れて「岩間に温泉沸々と噴上」とその様子を記載している(後方羊蹄日誌)以後、温泉は周知され、和人の湯治利用者があらわれるようになった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android